経営コンサルタントってどんな人?
こんにちは!
経営コンサルタントに興味を持ち転職しようと思った際、
「そもそも経営コンサルタントってどんな人達が働いているんだろうか」
「経営コンサルタントというと尖った人をイメージするけれど一緒に働けるだろうか」
など気になる方もいるかと思います。
そこで今回は「経営コンサルタントってどんな人?」をテーマに、経営コンサルタントとして働く人たちのキャラクターや特徴などをご紹介します。
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一言に経営コンサルタントといえど、もちろん皆それぞれ個性があります。
それでもこの仕事に就く人たちには大きく3つ共通点があります。
1つめは論理的であるということ。
仕事柄ロジカルシンキングが常に求められる職業であり、論理的に物事を判断し働くということはマストです。
この論理的な思考は仕事だけでみられるものではなく、プライベートにおいてもその傾向が見て取れます。
つまり良く言えばロジカル、悪く言えば理屈っぽい人たち。
この「理屈っぽい」は、世間が捉える経営コンサルタントに持つイメージと一致するかもしれません。
もちろんオンとオフを切り替えて、仕事ではバリバリロジカルシンキングだけれども、家族や友人との会話では自然体、という人もいます。
また、ロジカルさに加えて感情が表に出やすい人と、感情を出さず常にクールでロジカルな人がいます。
もちろんこの両極端な人しかいないということではなく、ロジカルも感情も適度に、という人が大半ではありますが、
いずれにせよ「論理的である」という特徴はどんな経営コンサルタントにも共通する基本的な性質だと思います。
私自身も恐らく世間から見て所謂「理屈っぽい人」と分類される側ですが、
程度の差はあれロジカルを是とする似たもの同士で働けることは快適で良い環境だと感じています。
また自分以上に「理屈っぽい」人が周りに多くいるので、反面教師としてプライベートでは理屈っぽさを抑えて自然体で過ごそう、という動機付けにも繋がっていたりします。
自分自身が「論理的な性格である」と捉えている方や「理屈っぽい」と周りから言われがちな方はコンサルに向いているかと思います笑
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コンサルに共通する2点目は「自信家である」という点です。
これは先天的な自信家と、後天的つまりコンサルになってから自信家(のように振る舞う)になる、2種類のパターンがあります。
経営コンサルタントは経営のプロである経営者へコンサルティングを行う、いわば「経営のプロ中のプロ」としての仕事、立ち振る舞いが求められます。
ですので「御社の経営課題は恐らく〇〇だと思います。ですので多分〇〇した方が良いかと思います…」と自信なさげにクライアント(お客様)へ提案・報告しても、クライアントは意思決定できません。
もちろん提案や報告の中身が論理的かつ十分なリサーチに裏付けられた確証のあるものであることは大前提ですが、
クライアントに安心して意思決定してもらうためには、はっきりと物事を言い切る姿勢、自信ある態度も経営コンサルタントに求められます。
これが元々備わっている人もいれば、私もですが元来はさほど自信がある方ではないけれども、コンサルの経験を積む中で(少なくともクライアントの前では)自信があるように振る舞えるようになるタイプもいます。
結果、経営コンサルタントは「自信家」に見える人が多いように感じます。
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コンサルの共通点3つ目は、「タフである」ということです。
これは精神的にも肉体的にもです。
昨今の残業規制や世間の動向を受け、ここ数年でコンサル業界も社員(特に管理職以下のスタッフ層)の労働環境の改善に力を入れています。
その結果、プロジェクトによりけりではありますが、コンサルの労働時間も短くなっている印象です。
それでも、やはりクライアントへの成果物に妥協はしないプロフェッショナルとしての拘りや、クライアントからの急遽の要望、前提条件が覆り追加で対応が必要な事態が発生、など様々な理由により残業が長くなったり、
中間報告や最終報告の前のタイミング等どうしても忙しくなる時期があります。
徹夜や睡眠時間が片手で数えられる日が続くこともあり、その環境でも働き続けるにはどうしてもタフさが必要になります。
また忙しいからといって、成果物(報告書や調査結果など)に手は抜けません。
経営コンサルタントにとってクライアントに納品する成果物は絶対です。
この意識は非常に強いものであり、特にクライアントのキーパーソンと相対する上司からはスタッフ層へ強い期待、あるいはプレッシャーがかけられる場面があります。
これも「自信家」と同様、元からタフな鉄人タイプと、コンサルを続けることで強くなった育成型の2タイプに分かれますが、結果としてコンサルタントは長時間労働、成果物への高いクオリティを求められるプレッシャーも乗り越えられる人材が揃っています。
ハードワークに耐えられず離脱する人材もいますが、「仕事のキツさ」が理由で転職する人はあまり多くない印象です。
それよりもキャリアアップや専門性を磨くための他コンサルへの転職や、ベンチャー、事業会社の経営企画部等への転職が目立ちます。
元からタフでなかったとしても、仕事を進める中でタフさは身につくもの、これは自分自身の経験からも言えることです。
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以上が特に経営コンサルタントに共通する特徴でした。
経営コンサルタントはロジカルで、自信家で、タフである。
「これはまさに自分のことだ!」と思える方、是非経営コンサルタントの門を叩いてみてください。
「経営コンサルタントに興味があるけれど、自分はこれには当てはまらないな・・・」という方も、あまり心配せずにその「やってみたい」という前向きな気持ちを大切にしてまずは転職活動してみては如何でしょう。
自分自身は事業会社で働いていた頃を振り返ると、多少理屈っぽさはあれども、
自分のことを「ロジカルで自信家でタフ」とはとても言えない人間だったと思います。
それでも一歩を踏み出し経営コンサルタントになってみて、後天的に経営コンサルタントとしての素手力(ロジカルシンキング、プレゼン力、ドキュメンテーション力)を身につけ、
次第に自信を持って、ハードな仕事もこなせる人材になることができました。
そうなれたのも、そもそもコンサルの仕事自身の楽しさ・魅力と、優秀な上司・同僚・部下との協業、切磋琢磨によるものだと思います。
ということで私自身はまるで素質がなかったかもしれませんが、経営コンサルタントになってよかったと思っています。
もちろん経営コンサルタントになってからの苦労、努力は数多くありましたが、それはまたの機会に、、
この記事が経営コンサルタントに興味をお持ちの方に少しでもお役に立てば幸いです!